• テキストサイズ

妖魔が巣くう街

第3章 本編の章 王女来日


3人の強盗犯は、神社の境内へ入り込んでは隠れる場所を探したが見つける事は出来ず琴音の姿を見つけるや日本刀を抜いては琴音達に歩み寄って来た。
日本刀なら、なんとか対応出来るがライフルなどの飛び凶器などは琴音にとって明らかに不利であった。
「諦めろ、もう逃げられないぞ。」
私服刑事が強盗に向かって叫んだが、当然強盗たちは聞く耳を持たず琴音達を人質に取ろうとした。
「お、おい・・この嬢ちゃん小牧琴音じゃ・・ないのか?」
強盗犯の1人が琴音の姿を見ては口を開いた。
「構わねえ、やっちまおうぜ。」
日本刀を持った男が、琴音に向かって刀を振り下ろしたが剣で受け流されては琴音の反撃を許した。
「く、くっそぉおおおっ。」
男は吠え、刀を振りまわしては琴音に斬りかかったが刀を弾き飛ばされ刑事に身柄を拘束された。
ふたりの強盗犯は、サリアに向けて銃を数発発射したがサリアが持っていた盾に埋め込まれた。
「た、盾・・だと。」
叫んでは、更に銃を乱射したが全ての弾はサリアが、構えた盾に阻まれてアイリスにあっさりと倒された。
3人の強盗は、刑事に引き渡されて署へ連行された。


「流石はアイリスさん・・お強いです。」
琴音が呟いたが。
「貴方こそ、お強いですね。」
アイリスが呟いた。
「フォルン姫様、お怪我は御座いませんか?」
琴音がフォルンに訊ねたが
「心配は無用・・。」
と、サリアが答えた。
アイリスはともかく、サリアだけは琴音を見つめる視線は全く違っていたのだ。
まるで、琴音にライバル心を抱いてるようであった。
琴音を見つめるサリアの視線は磨ぎ澄まされた槍のようでありまるで、琴音の胸に突き刺さるようなものであった。
「フォルン王女様、汗を掻れたでしょう。」
と呟き、清め御殿へと案内した。
この)清め御殿とは温泉の事であった。
フォルン達は、琴音の案内を受け清め御殿で体を清め体の疲れを癒ししばしの憩いを楽しんだ。




/ 167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp