第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
美琴達は、一度それぞれの家に戻っては体を清め、再度鹿島神社に集合しこの鹿島神社で一晩を明かした。
明朝6時に鹿島神社を出発し、4時間後霊峰山に到着した。
霊峰山は、荒れ狂う突風が吹き荒れ侵入者を阻んでいた。
「ここが、霊峰山ですか?」
望が棗に尋ねた。
「ええ、私達巫女を守護する四性獣が住んでる霊峰山です。」
望の問いかけに棗が答えた。
「しかし、何か複雑な感じね・・妖魔性行為するなんて。」
望が呟いた。
「性行為だけではなく、きちんと妊娠もして子供も出来ます。」
望に続き美琴が呟いた。
「に、妊娠・・・。」
美玖が呟いた。
「や、やーね・・美琴ったら・・」
美琴の肩を叩きながら望が呟いた。
「冗談ではありませんよ。」
棗が呟いた。
「え? 本気(マジ)ですか・・・。」
望が呟いた。
「けれど、棗様・・私達4人の中で、誰がどの方角に向かうのかはもう決まっていているのですか?」
美琴が棗に。
「そうね・・望が北で、みかるが南、美玖が西で美琴が東の方角に進み各自契約を結びましょう・・・私は、あそこにある祠にいますので、契約を完了した者からこれを空に向かって打ち上げて下さい。」
棗は呟き、美琴達に1枚の札をて渡した。
札を受け取った美琴達は、それぞれ決められた方角に向かって歩き出した。
「それでは、行きますか。」
美琴が呟き、美琴達はそれぞれの方角に向かって歩き出した。