第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
「昨日、どこかの神社が大火事に合い神社が焼け落ちる夢を見たので、その夢が正夢になるかもしれないと思うと素直に喜べないから。」
美玖が棗に向かって呟いた。
「だけど、どうして神社を?」
望が美羽に尋ねた。
「目的は、神社に封印されているo言われている妖魔達の封印を解き放ってこの街を恐怖に陥れる為です。
望の問いかけに美玖が答えた。
「でも、一体誰が神社を?」
美琴が美玖に尋ねた。
「それは、分かりません。」
美琴の問いかけに美玖が答えた。
「では、神社が燃え妖魔に落されると渡辺さんは言うの?」
みかるが美玖に。
「それは、分からない・・。」
俯きながら美玖は呟いた。
「とにかく、落されないように気を付けておくのが一番いいと思うから、備えだけは怠らないようにね。」
棗が美琴に。
「棗様、儀式の準備が整えました。」
巫女装束を着た年配の女性が棗に。
「そうですか、分かりました。」
棗が呟いた。
「それでは、儀式のお時間ですので本殿に参りましょう。」
棗は呟き、美琴達を連れて本殿へと向かった。
棗達は、社務室を出てその足で本殿へと入り、今着ている巫女服から儀式用の巫女服に着替えた。
「あら、みかるさん・・今日は清楚な白ですか。」
みかるの下着を見て望が呟いた。
「そう言う望だって、白じゃない。」
みかるが望に。
「あら、巫女さんにとって白は当たり前よ。」
美琴が望に。
「で、美琴は・・薄白の紐・・か。」
望が美琴に。
「さてと、私は先に行ってるわね。」
一足先に着替え終えた美琴が呟き一足先に本殿へ向かった。
「は、はやい・・」
着替え終えた美琴を見て望は呟いた。
美琴とみかるは正式な巫女である為、着替えるのはお手のものだが正式ではない美玖と望は苦戦をしていたが、みかるの指導によってなんとか無事に着替え終える事が出来たのだ。
「私達も急ぐわよ。」
みかるが呟き、望達は美琴の後を追った。
美琴は、何も言わずじっと望達が来るのを待っていた。
「お待たせー!」
望と美玖が入って来た。
美琴とみかるは、所定の位置に座り儀式の開始を待っていた。
「そろそろ、開始時刻だから座って待ちましょう」
美琴が呟いた。