第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
「儀式を始める前に、小牧神社ではドラマの撮影があるみたいだけれど、それっていつ頃からですか?」
棗が美琴に。
「それでしたら、この渡辺美玖さんに。」
美琴が棗に。
「それで、そのドラマの撮影は何時ごろからですか?」
棗が美玖に尋ねた。
「ドラマの撮影ですが、明日の夕方からで小牧神社の周辺で撮影を行い、その後撮影所で一週間行いそしてまたまた別の場所で撮影を行いそして、その後に小牧神社で最後の撮影を行ないますので小牧さんが撮影に参加するのは、撮影を開始してから3日後と最後の撮影終了予定の1日前です。」
棗の問いかけに美玖が答えた。
「ねえ、私達は参加出来ないの?」
望が美玖に尋ねた。
「古森さんは、小牧さんの仲間として最後のシーンのみ登場して倉光さんは、撮影所で撮影をするときに師匠役として登場することになっていますが、あまり参加は出来ないとおもいます。」
望の問いかけに美玖が呟いた。
「私が、美琴の仲間か・・・で、私は、何をするの?」
再度、望が美玖に尋ねた。
「全てを話すことは出来ないけれど、小森さんは小牧さんと結託して私の家族を殺害し、最後に古森さんは倉光さんに斬られて絶命して果てて倉光さんは、両親の敵である小牧さんを討つ為に助っ人となったり私に剣の師匠役となります。」
望の問いかけに美玖が答えた。
「そうですか、巫女さんどうしの戦いとなりますね。」
棗が呟いた。
「でも、撮影ならそうはいかないんじゃない?」
みかるが美玖に尋ねた。
「あ、それなら大丈夫です。アドリブなしの真剣勝負をしたいと監督にお願したところ承諾を得られましたので戦う事が出来ると思います。」
美玖が棗に。
「そうなんだ・・・」
望が呟いた。
「ふふふふ・・望、覚悟をしておいてね。」
みかるが望に。
「え? それって、どういう事?」
望がみかるに。
「倉光さんは、こう見えても剣の扱いは相当の腕だからあっという間に倒されているかもしれないから。」
みかるに変わって美琴が答えた。
「え? そうなの?」
ぎょっとした顔で、望が呟いた。
「けれど、お互いの腕を磨くにはいい機会かもしれませんね。」
棗が呟いた。
「だと、いいのですが・・私は、どうしても嫌な気がします。」
美玖が呟いた。
「どうしてなの?」
望が美玖に尋ねた。