第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
美琴は、渡辺美玖に対する報告を描いていた。
彼女は、少しずつだが秘められている力が覚醒しつつあることや式神と契約する必要がある事を巫女連合に報告していた。
「その、式神との契約が大変なんだけれど。」
美琴が呟いた。
プロルルルル・・・・
美琴の携帯の着信音がなった。
「誰かしら・・。」
美琴は呟き、携帯を手に取りディスプレイに視線を送った。
「あ、望からだ。」
美琴が呟いた。
「はい、小牧です。」
美琴は、応対した。
「あ、こんな時間にゴメン・・今、連合に居るんだけれど明日の昼ぐらいに連合に渡辺さんと来てほしいだけれどいいかな?」
望が美琴に。
「それは、いいけれど連合で何かあったの?
美琴が望に尋ねた。
「ううん・・・何もないけれど、棗様が私達に話があるみたいだよ。」
望が美琴に。
「そう・・じゃあ、このことを渡辺さんには伝えたの?」
美琴が望に。
「それが、電話番号は知らないから無理。」
望が美琴の問いかけに答えた。
「じゃあ、私から渡辺さんに伝えておくから・・。」
美琴が望に。
「え? 渡辺さんのメアド知ってるの?」
望が美琴に尋ねすなんだ。
「私も知らないけれど、式神を使えば出来るよ。」
美琴が望の問いかけに答えた。
「へぇー式神って、そんなことが出来るんだ。」
望が美琴に。
「うーん・・まあ、全ての式神が出来るというわけではないんだけれど、うまく行けばほとんどどの式神でも出来るようになると思うよ。」
美琴が望に。
「そうなんだ、私式神は持ってないからなあ。」
望が呟いた。
「それなら望が、巫女連合所属の巫女になれば式神を授かりその式神と契約すれば、式神を扱う事が出来るよ。」
美琴が望に。
「契約って、どうすれば出来るの?」
再度望が美琴に。
「うーん・・・」
美琴は頷いた。
式神と契約するには、その式神とSEXをする事だと教えるか否か教えないべきか迷ったのだが、美琴は式神と契約をして主従の絆を結ぶには式神性行為をする事を望に伝えた。
「それって、マジ?」
望が美琴に。
「うん、そうだよ。」
美琴が望の問いかけに答えた。
「そそそ・・そうなんだ・・あ、ありがとう・・。」
望は、慌てた素振りをしながらささやいた。
「とにかく、渡辺さんの件はお願いね・・それじゃお休み。」
望は呟き、電話を切った。