第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
「こ、小牧・・・さん。」
美玖は。頬を赤く染めながら美琴の名前を呼んだ。
「ん? な、なあに・・ぁあああっ」
美玖の呼びかけに答えながら喘いだ。
「これって、も、もしか・・して」
美玖はますます頬を赤く染めた。
美琴は、ただ王侯に胸を揉まれ続けていた。
「んんっ・・お、王・・侯・・・」
体を浮かせては美琴が王侯の名前を呼んだ。
「こ、小牧・・・さん、私もやってもいいかな?」
美玖が美琴に尋ねた。
「え? も、もしかして渡辺さんもやるの?」
美琴が美玖に尋ねた。
「う、うん・・・なんだか、やらないといけない気がしてきた。」
美琴の問いかけに美玖が答えた。
「・・・・そう、本当にいいのね。」
再度、美琴が美玖に尋ねた。
「うん・・お、お願い小牧さん。」
再度、美玖が口を開き己の決意を美琴に伝えた。
「わかったわ、王侯・・渡辺美玖をお願い」
美琴は王侯にささやいた。
「わかった、主の命に従おうぞ。」
王侯は叫び、美玖と向かい会った。
「よ、よろしくお願いします。」
美玖は、王侯に伝えた。
「渡辺さん、つらいけど耐えて。」
乱れた巫女装束を直しながら美玖が呟いた。
「お前、巫女ではないな。」
王侯が美玖に向かって叫んだ。
「はい、私は巫女ではありません。」
美玖が王侯の問いかけに答えた。
「我は、式神であり鬼神であるぞ、主のようにしてほしければ巫女になることだな。」
王侯が美玖に向かって叫んだ。
王侯は、そのまま札戻って行った。
「やはり、無理だったみたい。」
手で頭を掻きながら美玖が呟いた。
「じゃ、もう一度稽古でもする?」
美琴が美玖に尋ねた。
「うん、もう一度お願い。」
美玖が答えた。
この後、美玖は美琴から稽古を付けてもらい先程よりも型が良くなり美琴と数十回に渡って打ち合った。
美玖と美琴の打ち合いは、1時間に渡った。
「はあ、はあ、はあ。」
美玖が息を切らした。
「今日は、これで上がりましょ。」
美琴が呟いた。
「つ、疲れた・・。」
美玖は呟くや、そのままペタンと座りこんだ。
「これで、明後日の撮影は上手く行けそう?」
美琴が美玖に尋ねた。
「だと、良いんだけれど・・。」
美琴の問いかけに美玖が答えた。