第6章 本編の章 鹿島神社陥つ
「私の体の中に眠る秘めたる力?」
美玖が美琴に尋ねた。
「そう、渡辺さんの体の中に眠っている巫女さんの力が、少しずつだけど目覚め始めようとしている証拠よ。」
美玖の問いかけに美琴が呟いた。
「そ、そんな、はずは・・・。」
美玖が呟いた。
「ちょうどいいわ、せっかく来たんだから付いてきて」
美琴が呟き、境内の方へ歩いて行った。
「小牧さん、いったいどこへ?」
美玖が呟き、美琴の後に続いて境内へと足を運んだ。
「ちょっと、ここでまってて」
美琴は呟き、社務室へと入って行った。
「どうするんだろう。」
美玖が呟いた。
「おまたせ。」
巫女装束を纏った美琴が木刀を2本持って出てきた。
美琴は呟き、木刀を美玖の手渡しては間合いを取った。
「渡辺さんは、まだ木刀を振った事はなかったわね、撮影の為にも稽古を付けておいた方がいいと思うわ。」
美琴が呟いた。
美琴が呟いた。
「けど、一体どうするの?」
美玖が美琴に尋ねた。
「渡辺さんいい? 」
美琴が呟き、木刀を構えた。
「渡辺さん、いつでもいいわよ・・掛って来なさい。」
美琴が美玖に向かって叫んだ。
「じゃあ、行くよ。」
美玖が呟き、木刀を構えては美琴に襲いかかった。
美玖は、美琴に木刀を振り下ろすもあっさりと木刀で受け止められ美琴の反撃を許してしまった。
「わわわっ」
美玖は。辛うじて美琴の木刀を受け止めた。
「少しは、出来るみたいね。」
美琴が呟いた。
この後、美琴は美玖に容赦なく木刀を振る回した。
こうなれば、素人同然の美玖にはもはや太刀打ち出来るような状態ではなくなった。
案の定、美玖はあっさりと美琴によって木刀を弾き飛ばされ尻餅を着いたが、スカートの中が丸見えになった。
「あ、ごめん・・つい力が入ってしま・・・って、渡辺さんスカートの中から白くて薄い布の存在が丸見えよ。」
美琴が呟いた。
「え? わわわっ。」
美玖は、顔を赤く染めながら急いで開いている足を閉じた。
「も、もしかして見た?」
美玖が美琴に尋ねた。
「あ、ごめん・・白だったね。」
美琴が呟いた。
「うううう・・」
美玖が唸り声を上げた。