【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』
第8章 家康誕生祭~オフ会IN京都
スペシャルバースデーケーキと称したそのケーキは、小さめのどんぶりサイズのスポンジに生クリームにイチゴがトッピングされ、少しずつアレンジが違うケーキが5種類銀色のトレーの上に並んでいた。
『す、すごーい!!』
それぞれが考えたケーキが忠実に再現され、5人は一斉に声を揃えた。
材料は一緒でも、デコレーション、メッセージ、は5人が5人とも違う。
「俺からの御礼です。」
そう言って佐助はこのコラボ企画を提案する前からこのケーキは考えていたと聞き
「あっ、これはちぃちゃんのだね!」
「こっちのケーキはさくちかちゃん」
「これは琥珀ちゃんでその隣が私で・・・」
「これは苺ちゃんだね!」
それぞれのケーキを少しずつたべ、ドリンクを違うのを頼んでカフェでくつろぐ5人。
「この家康のドリンクグレープフルーツが効いてて美味しい!」
「光秀さんのはとにかくカルピスだね!」
「信長様のドリンク、金平糖みたいなのはタピオカだったんだね!」
「三成くんのはなんか癒し効果ありそう!」
「政宗のはミントが入ってるのかな?口の中さっぱりするね!」
それぞれ頼んだものを交換しながら、作品の話しになり、
「信長様にクリーム付けるってどんな風になるんだろう?!」
「きっと・・・」
終わらない女子会に水を差すように急に雲行きが怪しくなり、
ゴォォォ・・・ドォォォ・・・
「皆さんこれはワームホールです!」
「えぇーーーーーーー!」
佐助が後半ずっと黙りこみ何か考えてるようだったがまさかワームホールが出現しそうだとは誰一人思わなかった。