【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』
第6章 リボンと悪戯な贈り物※R18
後日談その2
安土城、広間にて。
家康の誕生美の宴が行われてから数日後。
「えっ?信長様は全てご存じだったんですか?」
「まぁな、佐助から話しは全部きいている。それにお前がいない時を見計らってここにも来て打ち合わせはしていた」
「全然気づかなかった…、じゃあのリボンも?」
「話に聴いていただけだから、どのようなものか実物はみておらん。」
事の全てをしっていた信長は
『なかなかの貴重な経験ができた。貴様に感謝する。』
にやりと笑い上座からを見つめた。
「私こそ、こうやってみんなで家康の誕生日をお祝いする場を設けていただいたこと、無茶なお願いをきいて下さりありがとうございました」
信長の前まで来て、改めてお礼を述べた。
「500年後の未来がどんなものか見知ることができ、貴様の制服とやらもみれたからな」
「あぁー、もうそれ忘れてください…、本当に恥ずかしかったんですから…」
「たまにはそれを家康のために着てやれ。そうすれば尚の事励みになるだろうからな。」
信長のその言葉は上司というより、一個人としての見解にしかのは聞こえず、
「あれはもう着ません!!」
ゆでだこになるほどに赤くなり完全否定した。
「秀吉の前で今度未来の服を着て来たらさぞ驚くだろうな」
「だからもう着ません!!」
子どもをからって面白がるような信長、これも一応信長のさりげない愛情の一つだった。