【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』
第5章 一月三十一日 宴 in安土城大広間
佐助「その時に大きなケーキが登場し、新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合うのです。」
家康「それのなにがそんなに恥ずかしいの・・・?」
「えっ・・・、それってね、」
がもじもじしてると佐助が説明を始めた。
佐助「ファーストバイトとは、ケーキカットの後で、新郎新婦が切り分けたケーキの一切れを互いに食べさせあって二人の愛情の深さをアピールする演出のことです。
まずは新郎から新婦への一口ですが『一生食べるものに困らせない、君にお腹を空かせる様な真似は決してしないから安心してください』 という意味が込められているそうです。」
信長「ほー、なかなか面白いな。」
脇息なもたれながら徳利片手に興味がある様子をする信長。
秀吉「祝言を挙げるんだから丁度いいんじゃないか?」
優しい顔でさらっと言う秀吉。
佐助「ちなみに、ケーキの上の果物は“果実=子宝”の意味合いもあるそうで、元気な子供に恵まれたいという思いと共に“新婦が食べた果物の数=将来の子供の数”という説もあるそうですよ。
新郎があり得ないほどの果物をスプーンに乗せた時は、食べ残す選択肢も必要かもしれませんね。さん。」
光秀「ほぉー、ならば家康が取った果実の数が将来の子どもの数というか・・・、中々に面白いな。」喉を鳴らしながらくくっ笑う光秀。
佐助「忠実では家康公は11人の子宝に恵まれたとありますから。」
政宗「凄いな!家康。あんなひねくれ者が11人も居たらも苦労しそうだな!」
面白がって家康をはやし立てる政宗。