【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』
第4章 【一月三十日 午の刻~未の刻】~はじめてのおつかい♪~
焼き上がるまで軽くおやつを食べて待つことにした3人。
政宗「はいよ、これ団子屋のだ。」
「えっ?これ城下にあるお店の?いつ買ってきたの?」
政宗「今日作るの分かってたから前もって頼んで、持ってきたもらった!」
「すごーい!政宗!ここのお団子最近食べてなかったから食べたかったんだ!!」
家康「本当に単純。」
政宗「まぁ、家康も食べろ。お前用のわさび団子もあるからな。」
家康「本当に抜かりなしですね。」
政宗「普通のだけ用意してもお前は食べないだろ。」
家康「まぁ、甘いものに興味ないですから。」
政宗「一緒に食べないとあいつが悲しい顔するからな。
」
(政宗さんのこういう気の回し方とか、使い方相変わらずとかすごいな…)
お団子を食べながら、心の中では政宗の事を尊敬している家康だった。
お湯を沸かしお茶をいれ、一息つく3人。
政宗「そういや、秀吉と三成のところ行ってきたんだろ?」
「うん!あっ、お弁当ありがとう!すごく美味しかったよ!ねっ、家康!」
家康「まぁ、あいつがいなければもっと美味しかったですけどね。」
「また、そうやって・・・」
政宗「はは、相変わらずだな。まぁ三成は喜んでただろう。」
「うん!」
家康「なんであいつも一緒だったんですか?二人だけで良かったのに。」
家康は思い出したくないのか怪訝そうな顔をして、ボソッとつぶやいた。