第4章 【一月三十日　午の刻～未の刻】～はじめてのおつかい♪～

政宗｢そこまでにしておけ。そんなに大声で夫婦喧嘩してると秀吉が聞きつけてまた小言言われるぞ。｣

｢夫婦喧嘩って･･･／／まだそんなんじゃ･･･｣

家康｢まぁ祝言はまだ挙げてははいませんけど。｣

政宗「いつまでも祝言上げないんだったら、俺が奥州に攫って行くぞ。」

家康「本気で言ってます？」

政宗「はは、冗談だ、冗談」

政宗がと家康の間に入り、少し家康を揶揄うと本気で向かってきそうなほどだった。


(全く･･･、こいつら本当に良く喧嘩するな･･･。これでもうすぐ夫婦になるとはな･･･似たもの同士ってとこか。)


可愛い妹と弟を見つめるような眼差しで二人の事を見ていた。



政宗｢よし、、鍋いれていいぞ。家康、の鍋落ちないように支えてやれ。｣


が釜に入れようと鍋をもち、入れようとすると後ろからそっと家康の腕が周ってきた。

｢家康･･･っ｣


(うっ･･･近い、いきなりくるからドキドキするし。)


家康｢重たいんだし、熱いから気をつけて。｣


｢う、うん･･･、ありがと･･･。｣


家康が支えてくれたおかげで無事に釜に入れることができ、焼き上がるまで軽くおやつを食べて待つことにした。