【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』
第4章 【一月三十日 午の刻~未の刻】~はじめてのおつかい♪~
家康がちょうどタイミングよく薪をたくさんもって戻ってきた。
家康「どうして、涙目なの?」
「別に、何でもないよ!ちょっと火を起こしててむせただけだよ?ねっ、政宗!?」
政宗「あぁ、火が弱いからもう少し強くしようと思い切り息を吹いたらむせただけだ。」
家康「政宗さんに何もされてない?。」
「えっ・・・うん、大丈夫だよ?!」
薪をその場に置きのもとへ近づき両肩に手を置き、心配そうに詰め寄る家康に少し焦るも・・・
政宗「おいおい、俺がを泣かすような事するかよ。」
(良かった・・・、政宗が助け舟だしてくれなかったら後ろの例のケーキ見つかるところだった…。ありがと!政宗!)
政宗とはアイコンタクトで会話を交わし、何とか例のケーキは見つからずに済んだ。
(なんか隠してそうだし。二人とも。まぁ、後で聞き出せばいいか。)
納得行かなそうな家康だが、それ以上今は聞き出せないと思い聞かなかった。
政宗「それより、家康、この薪を釜に入れてくれ。俺はこっちの鍋の調整で目が離せないしな。」
家康「どうして俺が・・・」
政宗「それともの顔を煤だらけにしたいか?なっ、家康」
家康が拒否しようと政宗に反論するも、耳元での事を引き合いにだされ、グーの音も出ず、火起こしをすることになった。
「戦国時代って火を起こすのも大変だね・・・。いかに現代が恵まれてたか、ここにきてすごく実感するんだ。」
火を起こす家康の隣で心配そうに見つめながら、ふとつぶやいた