【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』
第4章 【一月三十日 午の刻~未の刻】~はじめてのおつかい♪~
「戦国時代って火を起こすのも大変だね・・・。いかに現代が恵まれてたか、ここにきてすごく実感するんだ。」
火を起こす家康の隣で心配そうに見つめながら、ふとつぶやいた。
政宗「のいた時代はどんなんだ?」
政宗が急に「面白そうだな!」と言って食いついてきた。
家康「なんですか、いきなり。」
政宗「だって面白そうじゃないか。未来がどうなってるか!」
家康「俺は興味ないですけど・・・」
火起こしで必死になってる家康のそばで政宗は手を止め、の話に耳を傾けた。
「現代はね、こうネジというか、鍋のふたみたいなつまみを回すと管からガスっていって見えないんだけどそれが火を付ける元になったり・・・あとはスイッチって言ってその場所を押すと熱が発生して、鍋を温めて調理出来るようになったりしてるんだよ!」
政宗「へぇー、その仕組み面白そうだな!」
「現代は自分で作らなくても、ちょっと歩けばお店があって、作られたものがすぐ買えるからこんなに食べ物のありがたみとか、作ってもらうありがたみとか薄くなってるんだよね・・・」
家康「出来たよ。」
が話をしている間に家康が釜の準備が出来、高さがあまり無く、底が平らな鍋に油を塗り生地を流し込んだ。