【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』
第4章 【一月三十日 午の刻~未の刻】~はじめてのおつかい♪~
「政宗ありがと・・・、家康が手伝ってくれたのは嬉しかったけど、例のケーキは家康居ない時に作りたかったから・・・」
政宗「さ、早くしないと家康戻ってくるから作るぞ!」
例のケーキとは家康用に唐辛子や七味を入れた別バージョン。
泡立て器のくだりの時に政宗に頼んで作ることにしていた。
政宗「あとは粉に唐辛子とかをいれて混ぜるだけだ。二人でやってる間にあらかたは作っておいたぞ!」
「ありがとう!政宗!」
政宗から渡された生地の中に粉を混ぜて行くも、辛味が多く刺激が強すぎてむせ返りそうになりながらも必死に作っていく。
「政宗・・・ごれ・・・じげぎ強ぐない?」
政宗「あぁ、それ相当量入ってるからな。あまり吸い込みすぎるなよ。」
むせそうなのをこらえて混ぜていき、ある程度混ざりあい、先に鍋に油を塗り生地を流し込んでいく。
政宗「よし、これで家康用のは出来たな。そろそろ帰ってくるだろう。」
家康がちょうどタイミングよく薪をたくさんもって戻ってきた。
家康「どうして、涙目なの?」