【イケメン戦国】『プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭③~』
第4章 【一月三十日 午の刻~未の刻】~はじめてのおつかい♪~
政宗「おー、そう言えば佐助のやつからこれ預かったぞ!料理始める前に着けて欲しいって。」
政宗が佐助からの預かり物をに渡すと、風呂敷からは、白地にフリフリのレースが付いたエプロンが出てきた
「かっ、可愛いー!この時代にエプロンなんてないはずなのに!」
風呂敷から出てきたその“えぷろん”なるものを見て喜ぶを横目で見ていた家康はどうやって着るのか気になり、政宗は佐助が持ってきた時のことが思い出され、ある意味納得した表情だった。
(佐助の予想通りの反応だな。これだけでこんなに喜ぶなんて、そんなにいいものなのか?)と政宗、
(これどうやって着るんだ・・・?料理の時に使うものだろうけどそもそもこんなの着けてやる意味ある?・・・。でもが着たらきっと可愛いのかも・・・)色々思案しすぎて眉間に皺がよる家康。
二人のその思いと姿に気づくはずのない・・・。
(良し、出来た!)
エプロンを着けることと、髪の毛を纏めることに夢中になってたが、ふと二人の視線に気づくと・・・
「変・・・かな?」
髪の毛は後頭部ら辺に団子に纏め、可愛らしい小袖に似つかわしくない、現代風の上下白地にふりふりのレースが付いたエプロンを着けて、腕を左右に広げて家康と政宗に恥ずかしそうにしながら見せた。
家康「別に・・・。いいんじゃない。」
「ほんと?」
政宗「あぁ、中々似合ってるぞ。」
はほっと一息安心した様子で胸をなでおろす。
まさかこの時代でこんなフリフリのついたエプロンをするなんて思いもしなかった。
(可愛い過ぎなんだけど・・・。)
家康はの髪の毛を上げて見えたうなじ、可愛らしい柄の着物にフリフリのエプロンで抑えるのが精一杯だった。