【イケメン戦国】プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭②~
第8章 【エピローグ】夢の後と夢の続き
そして、見るからに女子力漂うこちらはきっと…
「ちぃちゃん、ですよね?」
「わぁ、よくわかったね、さくさん!」
お姉ちゃんと秀吉さんのナイスカップル。
他のお話には出てこない唯一無二のキャラクター、でも凄く自然な登場で、何の違和感もなかった。
「秀吉さんから三成くんへのバトンタッチ、最高でした!」
「ねー、メッセージやり取りした甲斐があったよね♡」
女の子らしい柔らかな文体そのまま、優しい雰囲気が漂う。
お姉ちゃんと千花のやり取りのように、手を取り合って出会いを喜びつつ。
リレーのトップバッターがちぃーたん様で良かった、と感謝を述べ…となると、残りのお一人!
「そして、しょこさん!お忙しそうだったのにようこそ京都へーっ!」
「さくちかちゃんー!政宗の料理ネタをありがとうねっ」
「こちらこそ、数々の無茶振りを…でもすっごくすっごく、素敵でした!」
コミュ内での脱線しがちな会話をぎゅっと締めてくれるchocola☆彡さん。
彼女が仕切ってくれたから、進んだ場面も幾度となくあった…
私の無茶振りバトンを難無く受け取り、次に繋いでくれた彼女は、そのイメージ通り出来るお姉さん、と言った風貌でにっこり笑ってくれた。
「さて、挨拶は済みましたか」
背後から聞こえた声に、五人揃って振り向くと。
音もなくすぐ後ろまで迫っていた佐助くんに、これまた五人揃って驚く。
「こんな寒い所で立ち話も何でしょう。どうぞ、こちらへ」