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【イケメン戦国】プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭②~

第7章 【一月三十一日 夜半】~祭りの後~









「は、ふ、ねぇ、いえやす」









私の呼びかける声に、家康が閉じていた目を薄く開け、此方を見た。
ただし、少し睨み付けるような、険しい眼で。





「っ…そこで、喋らないでよね」
「ね、三成くんとの指令の時に…私の好きなところ、何って言ったの」





今なら聞ける、と。
埋めていた顔を上げ、手での愛撫に切り替える。
ほくそ笑む私に、家康は吃驚した様に目を開き…
しかし刺激に耐えかねてか、またきゅっと目を細めた。






「…それ、今聞くことっ…!?」
「こういう時しか教えてくれないかなー、と…は、む」



「っちょ、っと、う…!!」






家康の眦に、ほんの少しだけ涙が滲むのを見つけて、嬉しくなりながら。
止められないのをいい事に、意地の悪い動きを繰り返す。



たまにひくり、と震える家康の足の指先、もうそれすらも愛おしいのだから、困ってしまう。






「まっ…て、千花!!」
「ん、むぁ…言ってくれる気に、なった?」




切羽詰まったような声と表情に、ゆるり、と顔を上げてみると。
肩で息をする様子が、やけに艶めかしい。





「…そうやって、いつでも…

俺の方を真っ直ぐと見据える目が、好きだって、言った」






その言葉通り、真っ直ぐと家康の方を見つめているから。
瞳の中に、今までよりも深くて鋭い、熱が点っているのを見つけてしまう。










「…好き勝手やった、覚悟は出来てる?」










ずい、と近づいた家康から、低く発された声音に。
ぞくり、と背筋を走り抜ける感覚に、身を震わせる――



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