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【イケメン戦国】プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭②~

第5章 【一月三十一日 夕刻】~宴本番、その前に~








それは、つい先ほど。
皆で歩く、城内での事――
















「ねぇねぇ佐助くん、そういえば昨日届けてもらったリボン…あれって、どうしておいたらいいの?

…何か包む?」





城門で秀吉さん達に迎えられ、各々の部屋へと向かう途中。
私はふと、先日のやり取りを思い出し、佐助君を呼び止めた。
そういえば佐助君はこの一件ですっかり皆と打ち解けたらしく、今から天主に上がらせて貰うらしい…
春日山とは停戦中とは言え、大胆な行いは流石信長様だ。




少し進んだ先では、三成くんに500年後の世界についてキラキラの目で尋ねられ、面倒そうながら渋々対応している家康。
此方を気にする様子もなく、自室へと歩を進めているのを確認する。




それでも、家康にまだ教えられないプレゼントがあるのではないかと、声を顰める私に。
佐助くんはいつものポーカーフェイスを崩し、何故かほんの少し赤らんで見える表情で答えた。





「あぁ…少し待って。図で書いた方がわかりやすい」






ささっと、懐からメモ帳とボールペンを取り出す佐助くん。
私も何本か持ってきたら良かったな、と部屋のチェストの中身を今更ながら惜しく思う…





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