【イケメン戦国】プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭②~
第1章 【プロローグ】年賀状と秘密の軍議
「は…!?いやいや、えっ!?」
驚きを抱えたまま、すぐにスマホを立ち上げ。
「クリスマスのプロデュース」をしていた三人の書き手様を検索し、また度肝を抜かれる。
そしてあと一人、からも参加を知らせるメッセージが…
「い、家康様のために…豪華すぎ!エクセレンっ!ブラビッシモー!」
最早、佐助に何故住所を知られてるのか、はこの際どうでもよかった。
メール見る習慣最近ないから、ラインで送ってくれないかな、とはぼんやり思ったけど…もうこの際何でもいい!
神様、佐助様、ありがとー!
その時、左手に持ったままの年賀状から、しゅーしゅーと微かな音が聞こえた。
ん、と再度文面に目をやると、右下に見逃してしまいそうな、ほんの小さな注意書き――
なお、この年賀状は貴方が読み終わった後、自動的に消滅する(-□д□-)✧
「いやいやいや!!えー!!」
ぱん、とそこそこの破裂音。
そして飼い犬の吠える声。
ままー!と娘の歓声が上がり、それでもいびきのやまない旦那さん。
新年からなんて景気がいいんだ、と。
私は腰を抜かしながらも、にやける頬を抑えきれずにいた――