【イケメン戦国】プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭②~
第3章 【一月三十日 巳の刻】〜三成くんの指令〜
「ご主人、こんにちは。お約束の卵を頂けますか?」
「んん?なんじゃって?」
「ですから、たまご、ですよー」
「すまんなぁ、耳が遠うてなあ…やれるもんは卵しかないんじゃ」
「ええ、ですからその卵を…」
「よい、よい。持っていきなされ。中に入れば雌鳥が抱えておるでなー」
三成くんと御主人の交わす会話の雲行きが怪しい。
家康と目で会話する…やばく、ない?
そして、こういう時の悪い予感は大概当たる――