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【イケメン戦国】プレゼントを探せ!~徳川家康誕生祭②~

第2章 【一月三十日 辰二つ】〜三成くんの御殿に向かえ!〜






三成くんの御殿が次の目的地だ、と秀吉さんに知らされた家康は少し…いや、見るからに嫌そうな表情をしていたけれど。
あまつさえ表情だけに収まらず、思いっきり口答えをしていたけれど。




何だかんだ根っこは真面目で優しいから、皆の思いを無碍にするなんてきっと思いもしていなくて。
今もこうして寒空の下、冷たい風に身を擽られながらも、次の目的地を目指して歩いている。








そういえば、いったい三成くんは、何を用意してくれているんだろう?








恐らく祝われる本人以上に心を踊らせながら、更に足取り軽く歩く私の手を、家康がすっと確かめるように取って。
…やっぱり冷たいね、と一言言うと、ぎゅ、と握ってくれたのだった――


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