第1章 幼き日に
名残惜しげに離れたメロの唇からは、吐息が漏れる
顔を紅に染めながら、息を整えるメロは、心なしか、メロの顔がいつもよりも妖艶に見えた気がした
ソフィアは身体中の熱が顔に集まるのを感じる
いつも一番になりたがって、がむしゃらに頑張る努力家なメロ
その姿勢にソフィアは少なからず尊敬の念を抱いていた
自分が憧れていた人からされた口づけ
夢を見ているのではないか、と押し寄せる考えの波に従うように、彼女は自分の唇を指でなぞった
夢じゃない
はじき出された一つの答えが真実を告げる
ならば、やることは一つ
メロの気持ちに返事をしなくては
「私もメロが好きだよ」
メロの細い身体を力いっぱい抱きしめる
ソフィアの行動にメロは大きな三白眼をさらに大きく見開いた
ソフィアの薄い胸にメロの鼓動が伝わる
「でも、それが男の子としてなのかはわからない」