第1章 幼き日に
「あ~あ、あの頃の純粋なメロはどこへ行ってしまったのかしら」
懐かしき日を思い出すかのように、私は遠くを見つめる
「悪かったな、純粋な男に育たなくて」
溜息とともに投げやりに答えた
「ねぇ、メロ」
「あ?何だよ」
「あ?だって!ガラ悪いよ〜もしかして、マフィアの方ですか?」
ふふふっと笑う私
あながち間違っていない彼女の例えにメロはくっくと喉を鳴らした
「なんで笑ったの?え?もしかして、本当にマフィアとか?」
メロの反応に私ははて、と小首を傾げる
「変わらねぇな。俺に質問攻めをしてくるところ」
「私が変わったか変わってないに対しての意見は求めてないよ!それより、メロがマフィアなのかどうかを答えて!」
「さぁ、どうだかな」
メロは曖昧な返事をすると、私は不満げにそっぽを向いた
「もう、何なのよ」