第3章 宝石の国
モルガと呼ばれる人に引っ張られ、歩いて行くと、たくさんの色をした宝石達と、その人たちとは全く違う容貌の大きな人が集まってきた。
「モルガそれ誰〜?」
「えっ!新入り!?」
「かわいい〜ツヤツヤだね〜〜」
わいのわいの綺麗なキラキラに囲まれ、戸惑っていると、
先生?「まぁ、待ちなさい。新しく生まれたばかりなら言葉もわからないだろう」
と先生と呼ばれている大きな人が近づいてきた。
「あっ、あのっ!!」
先生「!!!」
「ぼっ僕はう、海から来ました。え、えっと、僕はシェルパールナイトと言います!あ、えぇっと、フォスフォフィライトは居ますか!?」
フォス「フォスフォフィライトなら僕だけど…、海から来たの?」
「っはっはい!ウェントリコスス王から伝言を貴方へ預かってます!」
フォス「ウェントリコスス王…!あのクラゲ王のこと?何の伝言?」
「あっ、あの…!」
先生「まぁ、待て、先ずはフォスフォフィライト、あと、シェルパールナイトと言ったな、お前達は私と学校へ戻りなさい。残りのものはそれぞれ持ち場へ。」
「「はいっ」」
宝石たちがサササッと素早く散り散りになって離れていった。なんだったんだほんとう…。
そして残ったフォスと僕は先生と呼ばれる人について行くことになった。