第3章 宝石の国
ザパァ…!
「うぅ、、海より光が強くてまぶしいなぁ」
「ここがウェントリコススが言ってた浜?」
「どこ行ったら宝石たちに会えるだろう…」
1人の孤独感からか独り言が止まらない。
サリッ、ジャリッ
一応、たくさん草が生えている坂の上をを目指して砂浜を歩く。
ジャリッ、ジャリッ、サリッ
少し草が生えているところが見えてきた
あっ、緑色のところ、結構広いなぁ…
その時
「孤のは…の周へ…で…くてん…確認!せん…呼んでこい!」
ん?何か聞こえる。
その瞬間。
キンッッ カカカカッ! シャッ!
鋭い音が聞こえてびっくりして後ろを向くと、
ピンク色でキラキラと輝いた髪を持った僕と同じ様な姿形の人が、真っ白な、雲とは違い、僕たちとも違う不思議な生き物と戦っていたのだった。
…この生き物は聞いた事がある。アクレアツスがよく戦っていた、また戦いたいとよく言っていた僕たちを狙う月人というものだろう。
そしてそれと戦っているのは…きっと…
ゴーン…ゴーン…
鐘の音が聞こえる。
「呼んできたよモルガーー!ってあれ?!誰かいるよ?!誰?!」
ズバッッ …シュウウウゥ
モルガ「霧散させたぞ、ゴーシェ、ってあれ?ほんとだ、誰だお前?」
「…!貴方達が…宝石の方達ですか?」
モルガ「あなた達がって、お前もそうじゃねぇのかよ?なんでこんなとこにいる?服も着てねぇし…」
ゴーシェ「おーいモルガ〜!霧散させたけど先生呼んだからもうすぐ来ると思うよ、新入りなら早く先生に会わせなきゃ!」
モルガ「そうだな、お前、こっちついてこい。」
モルガと呼ばれるその人は、手袋をつけて僕の手を取って僕を引っ張りるように連れて行った。