第4章 仕事探し
…コツ、コツ、コツ、
ただだだっ広い構内を歩いていると、青緑の長い髪の人が居る。…勇気出して話しかけなきゃ!
「あっ、あの!」
「あら、新人ちゃんじゃない、私はアレキサンドライト。アレキちゃんって呼んでくれていいわよ」
「…アレキさん、ジェードとユークレース、それかアメシスト達が居る所知りませんか?」
「アレキちゃん!…まぁいいわ、ジェードならさっき資料室の近くで見たわね、私が歩いて来たところら辺」
「そうですか!ありがとう御座います!アレキさん!」
「だーかーらー…、まぁ3歳って若すぎよね、慣れたらアレキちゃんと呼びなさいよ?」
「ごっ、ごめんなさい、、アレキちゃん…さん」
「無理しなくていいわよ、私は月人の資料の作成とかの仕事をしてるわ、何か聞きたいことがあったらいくらでも教えてあげる!!!」
…お、おぅ…月人の話になるとテンション高くなる人なのか…何か気になったら聞くことにしよう。
「ありがとうございます!じゃあ向こうの方行ってみますね!」
「はいはーい、じゃーねシェルパナ。」
…あだ名で呼ばれた、さっきのオブシディアンもだ。
嬉しい、嬉しいなぁ、フォスに会ったらありがとうって言おうっと!
よし、アレキさんが来た道を行けばいいのね、早く行かなきゃ行き違いになっちゃうかも、早く行こう。