第4章 仕事探し
「オブシディアン。」
「はぁーい」
「新入りのシェルパナイトは戦闘を望んでいる。 ルチルの検査でも戦闘は問題なさそうなので、フォスの時の様な扱いやすい剣を頼む」
オブ「おぉー!ではでは〜、うーん、これなんかどうでしょう!」
「ふむ、シェルパナイト、待ってみなさい。」
黒光りした剣を渡される、これでみんな戦ってるのかぁ。
「…っ、重いものを持ったことがないので…少し重いですかね…」
「そうか、オブシディアン、もっと軽い剣はあるか?」
オブ「そぉですねー、ちょっと短めの新作があるんですがどうでしょう!」
「試して見なさい」
少しだけ、短い剣を渡される、これくらいなら無理なく振れそうだ。
「これなら無理なく剣を振れそうです!オブシディアンさんすごーい!」
オブ「えへ〜ありがとうね、シェルパナ、もっと新作作るからまた来てまた来て〜!」
「…少し短いという事は敵との距離が近くなるという事だ。気をつけて戦いなさい。」
「はい!…ところで今日フォスとアメシストさんは?」
「皆仕事場に着いている。あと、さん付けは控えなさい、皆あだ名で呼び合っている。お前にもシェルパナというあだ名があるだろう。」
「、、ちょっと緊張しますが、がんばります…!
イエローダイヤモンドはイエローとかダイヤモンドにはイエローお兄様って呼ばれてましたね?」
「ダイヤ族など結晶構造が同じ様なもの達は皆兄弟の様に思っている。それを考えるとフォスフォフィライトが1番構造も歳も近いな。 しかし皆家族だ。もちろんシェルパナイト、お前も」
「だから気を使う事はない、性格、硬度、色こそ違えど皆優しい。」
「…わかりました!家族…、海のみんなも家族ですけど、増えてなんか嬉しいです」
「うむ、海へ行く件だが、ある程度剣の扱い方を学んでからにしなさい。何があるかわからない、行く予定が立ったなら報告をしなさい。今アメシストとフォスフォフィライトは学校の近くで見回りをしているはずだ。」
「はい!それでは、、うん、フォスやアメシストの所に行って来ます!」
「よろしい、行きなさい」
学校から近いって言ってもどこにいるんだろ…
そういえばジェードとユークレースはなんだか議長とか言われてたなぁ、知ってるかな?
…ちょっと探してみよう