第3章 宝石の国
フォスに空き部屋へ案内してもらった、自室のように使い寝室でもあるらしい。クラゲが入った桶が入っている。
あの後、レッドベリルが来て、パジャマと髪飾りをくれた。白い髪に合う青色の凝ったリボン。
自己紹介の時につけよう。素直に嬉しかった。
また採寸をされた。新作の手直しの参考にするらしい。
少しでも役に立つならうれしい。
1番年下のフォスでさえ300歳を越えるのに、僕はまだ3歳と少しだ。
最年長の人にも話を聞いて見たいな。
仲良い人ができれば良いな。
仕事、見つかればいいな。
不安と期待が入り混じりながら考え事をしていたら
フォスが迎えにきた。
もう自己紹介の時間らしい。
ベリルから貰った髪飾りをつけて、ドキドキの自己紹介。うまく行くといいなぁ。何十人なんて前で話したことなんてないから不安だけど…
がんばろう!