第3章 ようこそこれで■■が■ないね。
泥と無数の手に絡み付かれる感覚
無数の怨嗟の声
腐臭がこびりつくよう
ここは地獄のようです。
■ねばいいのに、脳内に直接、彼らは語ります。
何故、お前が
疑問を投げかけます。
ですが答えをもっていません。
ただ、言えるのはアレがそれを望んだから、としか
今日、私は死にました。殺されました。
この感覚は何度、体験しても馴れません。
が死んだからには、殺されたからには
ピリリリリリ
「…」
目覚ましが鳴りました。時刻は朝の六時。
日付は私が殺された日。
今日がまた始まります。