第3章 秘密の部屋
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「・・・ん?」
意識が浮上して、ああ朝なんだなと認識するも
視界が・・・見えん。誰かにがっちりホールドされてる感覚に
ちょお、確かに今日もポッター家に泊まったけどさ。
「母さーん、帰ったんじゃなかったのー?」
何が悲しくて母親に抱き締められて起きる息子がおんねん。
暗いと思ったら尻尾か!
9つの尻尾が壁になって光を遮ってたのか!
それ&母さんか!
撫で撫でと、母さんに頭を撫でられて
『お早う妾の昭久、愛い寝顔であったぞよ?』
「いや、そう言われて喜ぶ様な子供じゃないからね?昨日帰ったのにどーしたの、忘れ物?」
『ナルシッサの事もある故、暫くこの国に滞在しようと思うてのう。今朝原久と舞い戻って来たのじゃ』
「は!?親父も!?」
そうじゃ、とニッコリ笑う母を見て・・・がっくりと項垂れた
取り合えず起きなくちゃ
着替えてリビングに出たら
「ようやっと起きたか昭久」
「はよ、親父はルシウスの監視で来たんだな?」
「おう、あの小僧を躾るには俺がこの国に居なきゃ意味無いだろ」
さっきから親父の足元はスルーしてたんだけどさ
『・・・シリウス何で親父に卍固め食らってるの』
『早く気付け!そして助けろ昭久!!いででででで』
『はっはっは!俺に悪戯しようと思ったのが運の尽きだな!!』
『原久先生マジ勘弁ーーーー!!』
何遊んでんだか、と思いながらハリー達の頭を撫でて
リドと鴉が俺宛の山盛りのプレゼントの近くに座って
ああ・・・仕分けしてくれてんのか。
くりんとこっちを見て、若干機嫌良さそうだな
『はよ、リドと鴉。仕分けありがとな』
『おはよ昭久、悪いのと良いの分けてたんだけど。今年は去年程、悪いの無いみたいだよ』
『昨日、玉藻様がマルフォイ邸で仕置きをしたせいでしょうか、半分以下に減ってますね』
リーマスが興味津々で"悪い物"の方を見てるけど。シリウス助けんでいいんかい
ぐったり、シカバネと化したシリウスを放置して親父が近づいてきて
見ていいか?と言って来たのでOK出したらリーマスと一緒になって
ガサガサと呪いの掛かってるであろう箱を開く。子供か!