第3章 秘密の部屋
『お父さん、素手で大丈夫?』
『これくらいのモノだったら平気だぞー?』
『先生、相変わらずですね』
母さんもリビングのソファに座って、出されたお茶を飲んでて
何かウチの一家だけやたらのんびりしてんな。
何気に親父と母さんから皆にプレゼントが用意されてて、大人組と子供組に渡され
『え、僕にも?』
驚くリドの頭を優しく撫でながら、母さんが大きな箱を渡し。
俺?俺にも来たよー
親父特製、親父と母さんの強力な魔力が込められた勾玉の首飾りと
『親父、なんちゅーモンを作った』
『刀身自体は玉藻からのだがな』
名刀も真っ青、引き抜いたら青白く光る刀を貰った。
いや、飛行機使わないから検問に引っかからないけどさ・・・
限度があるだろうが。
『今まで持ってた妖刀は返せよ?』
俺が使うから、と言い放つ親父は普通の神経してないと思う。