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妖狐の灯火

第3章 秘密の部屋


ケラケラとジェームズさんが俺に笑って

『本当に君が魔法大臣になったら魔法界は平和だね』
『まだ言うかジェームズさんも・・・』
『本当の事だもの』
『コイツが大臣になったら魔法省の連中の胃に穴が開くな』
『否定はしない!』
『少しは日頃の行いを反省しろ!』

さっきから傍観してた鴉に、シリウス達が『いつもあんな感じか?』と聞き

ジェームズさんとリリーさんはひたすらくすくすと笑って。

『リリーと言うたか?娘』
『あ、はい』
『ちと空いてる部屋にきやれ』

あ、母さんがリリーさんを奥に引っ張って・・・

暫くしてから出てきたリリーさんは見事に着物に着せかえされていた。

『母さん・・・』
『喜んでるから良いであろ』

リリーさんの方を見たらにこにこと笑って。

『リリー、すっごく綺麗だね!』
『嬉しい、一度着てみたかったの!』
『ほー、これがキモノか』

まあ、良いでしょ。母さんの怒りも静まったみたいだし。

『お母さん機嫌良くなったね』
『目一杯遊んだみたいだからな』
『玉藻御前は着飾らせるのが趣味だからな』

そんな達観した目しないで下さい
アレでも俺の母親だから。
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