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妖狐の灯火

第3章 秘密の部屋


23

『と言う事があってさ』
『ふん、妾はあの男の態度が気に食わなかっただけじゃ』
『僕も前々からあの子供の態度が気に食わなかったんだもん』

リリーさん宅ですよー。
今年は母さんも着いて来たからシリウスってば顔真っ赤にしてたな
惚れたら親父に半殺しにされるからね?
リドも着いて来てるからこの子誰?って顔してるけど
紹介する前にセブから尋問されて紹介できん!

『お前達は・・・玉藻御前も』
『結果オーライだと僕は思うけど?』
『まあー、俺もマルフォイ家は何とかしたかったからさぁ』

怒らないでやってと宥めたら深い溜め息を吐き
いやあ、俺が色々知ってるから
怒るに怒れないんだろうなぁ

『なあ、セブルス。お説教はこの辺にしてそこの美しいお方と、子供を紹介してくれないか?』
『昭久、紹介してやれ』

はいはい、これは俺がやらんとな。

『リリーさん、ジェームズさん、リーマスにシリウス。この美しい人は俺の母さん』
『『『『は?』』』』
『ほう、原久と昭久が救ったという子等かえ?』

俺の紹介の直後にドロンと妖怪の姿になり
9つの尻尾をわさわさとさせて美しく微笑む

『昭久は妖怪とのハーフだったんだね』
『まー・・・そんなところ、で。こいつは・・・』

リドを前に出したら、確か入学式前の買い物で会ってるもんね

『シリウスは僕の事知ってるよね』
『リドだったか?』
『そう、僕は昭久の式になったリド。君達にはヴォルデモートと名乗った方が分かるかな?』

皆が目を見開いて俺を見て

『去年プレゼントの中に分霊箱あったろ』
『日記に僕の意識があってね、あいつの魂と決別させてくれたんだよ』

ここに居る僕は純粋に昭久の式。
と説明するリドに何とか皆納得して・・・

『昭久、お前本当に色々凄いな』
『おい、シリウスが言うと褒めてんのか貶してんのかわかんねえよ』
『貶してたらお母さんが張っ倒すから褒めてる認識でいいんじゃない?』

まあなー。母さん俺への悪口に敏感だし。
取り合えず2人の紹介は終わり
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