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妖狐の灯火

第3章 秘密の部屋


22

逃げていいですか?

屋敷に入り、ルシウス氏の挨拶を受けてから
母さんがルシウス氏を皆の前で張っ倒したよー。

『闇の印を着けて直!あの馬鹿に心酔するか死喰い人よ!』

他の死喰い人をも睨んで。

丁度来ていた魔法省の人が何かに気付き

母さんの威圧感ですくんでるルシウス氏の左の袖を無理矢理捲る。

『これは、例のあの人の!』
『なっ』

ルシウス氏は意表を突かれた表情で腕を戻そうと思ったが。
魔法省の者に掴まえられてるので動けず

魔法省の人間が部下らしき人に何やら指示し

『安倍昭久様、他に死喰い人は判りますか?』
『そこの階段の上に1人あと、そこの2人』

魔法省の人の身体に札を貼り、万が一死の呪文を食らっても良い様にガードして行かせた

急な魔法合戦にどーしようかと考えてる途中で
俺に向けられた魔法を弾き。

撃ったのデコ閣下かよ。
リドが無言詠唱で全員の魔法を止める。

『雑魚が無駄な足掻きしてるんじゃないよ。役人も昭久の指示を聞いたらどう?』

え、俺が命じるの?

猫又が死喰い人を縄にかけて連れて来て

『さて、どうするかね』
『昭久様、指示をお願い致します』

マルフォイ一家は助けたいんだよね。
役人の偉い人にこそこそと耳打ちしたら

『え、本気ですか?!』
『息子が居るんだから、貴方だって居るでしょう?』

だからマルフォイ一家は俺の管理下にしてねとお願いしたら、うーんと。

『昭久様が仰るならば・・・』
『親父も管轄に入るから』

そう言えば少し顔を青くして頷いた
親父・・・魔法省にも何したんだよ。

役人が動揺する一般の人を返し、母さんと俺、役人だけになり。
ルシウスはリドと俺、母さんを睨みつけて
ナルシッサさんはドラコを抱き処分はどうなるのかと震えて。

『のう、お役人』
『は、はい』
『この母親は妾が面倒を見ても?』
『んじゃルシウスさんは親父に見て貰うか』

ドラコはホグワーツで見るとして。
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