第3章 秘密の部屋
2人が此方を向いたところで
『リドとこの大蛇は、本当なら今年、生徒を襲う1年だったんだ』
そう言ったらセブとアルバスは目を見開いて
『前に渡した日記の分霊箱、あれが俺にじゃなく生徒に行ってさ。生徒が数人石にさせられる、はずだった』
『僕の意識が入った日記が昭久に渡った時点でその心配は皆無だけどね』
まあ、俺がこの世界に存在してる事実だけで色々崩壊してるんだけどね。
それと、アルバスに複数のアイテムを渡す
『これは・・・』
『空いてる時間見つけて取ってきた』
アルバスに渡した複数の分霊箱、リドの手伝いもあって。ナギニ以外全部あるよ
『分霊箱が置いてあった所に・・・』
レギュラスも復活させたかったんだけど、これは時間掛かりそうだから口をつぐんだ。
『何だ?昭久』
『ううん、これは成功したら言うよ』
セブが俺を睨み付けながら黙ったので、無理に吐かせる気はないなと思ったら
ぐいっと頭を少し寄せて、乱暴に撫でられて
『何かあったら言え。お前は溜め込み過ぎる』
『うん・・・』
アルバスに礼を言われ、俺達はバジリスクを帰らせて。
地上に向かった。