第3章 秘密の部屋
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廊下を歩いてたらうぜえのに出会って。
何だかベラベラと自分の武勇伝を語ってるけど
『お前それ自分の体験じゃねえだろ』
『え、あの』
『何をそんなに主張したいわけ?』
俺が強い口調で言うと黙って。
面倒臭いと思いながら
『クビの、学校滞在期間は今日までだろ』
さっさと荷物纏めて出ていくんだな。
そう言って俺は奴を無視する事にした
ペテン師の話を聞いてる程俺は暇じゃないのー
クィデッチの試合の日、今日はデコ閣下が来るんだっけな。
ドビーはどう動くんだろうと鴉とリドを連れて競技場まで歩いてたら
『おや英雄殿、ご機嫌麗しゅう』
おっさん変な物でも食った?何で俺のご機嫌を伺う様な口調ナンデスカ?
『すこぶる快調だけど?息子の初試合でも見に来たの?』
デコ閣下の足元を見ると・・・ドビーじゃん。
『ハウスエルフが珍しいですかな?』
『日本にゃハウスエルフは居ないからな。代わりに式を使う』
『陰陽師の・・・?』
そう言いながら鴉とリドを見てふむ、と
『是非とも、学生だったのであれば教鞭を受けたかったですな』
『あれ?親父・・・安倍原久からは受けなかったの?』
親父の名前をだしたら・・・何で青くなってんの閣下。
『当時の教授はDADAで教鞭していたのですよ』
あーうん、分かった。
あの時代は確か親父が笑顔で闇の陣営をシバいてた時期だ。
鉢合わせして逃げてた可能性高いからな。
『うん、察した。息子に聞いては?一応授業受けてるし』
『ふむ、今度聞いておこう』
この人結構知識に貪欲なんだなぁと感心してその場は離れた。
『あのデコ、僕の事一切見なかったね』
『良かったのでは?』
「あれは多分式の事を学んでお前をどう奪うか考えてる感じかな~」
え、とリドは俺を見て。
『昭久ってちゃらんぽらんなのにそう言うとこって鋭いよね』
「おい、誰がちゃらんぽらんだ!」
『2人とも、試合が始まりますよ』
ああやべえと思いながら、教員席まで走った。
結果はというと、こうも変わるもんだな
ハリーが勝ったんだけど煽ってたドラちゃんがブラッジャーに当たって落ちてった
骨折ったな、ありゃ・・・
ルシウスがドラちゃんの耳引っ張って叱ってたのは俺は見てない見てない。