第3章 秘密の部屋
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さあー、今日からまた頑張るぞと顔をペチンと叩き気合いを入れる
「よし、色男!」
「鏡曇ってないか?」
むかあああ!
態々洗面台に来て言うことか!と蹴り上げたら避けられた!
「冗談だ、元に戻ったな」
「当然」
お互い拳をぐーにしてコツンと合わせて。
セブがフッと笑うと
頭をわしわし撫でられてから、自室に戻るセブの背中を見て。
さて、ライフカードの選択肢がたんまりある俺は後思うままに動くとしますか。
「もう着替えたのか?」
「ん、おっけ」
狩衣着たし、白凱くっついてるし。
鴉は内にいる、リドは何故か出てて鏡見ながら着替えてるし。
お洒落に目覚めてないよね?
『よし、これでいいか』
「お前モデルみたいだな」
『昭久のお父さんとお母さんが服くれるんだもん、着ないと勿体無いよ』
「さよか・・・」
何て親孝行だお前は、変わったなぁと思いながら
セブと一緒に3人で朝食に向かった。
『まあ昭久、具合はもう良いのですか?』
『うん、もう大丈夫』
ミネルバや先生方に心配かけてしまったなぁと声を掛けてくれる皆に大丈夫、と元気な顔を見せて
俺の秘密は学校の中ではセブとアルバス、式の3人のみ。
親父は夜に帰ってったのでノーカウントです
ふとスリザリンのテーブルを見たら何人かに真っ青で目を逸らされた
・・・あいつら俺を敵視してた奴だよな。
今まで挑発的に見返してたのに何があった。
親父何かやったな?
気になったのでDADAの授業中に聞いてみたら完璧に俺に怯えてて
他の生徒と「?」となってた。
そして更に驚いたのが・・・
「襲撃が来ない」
『良かったじゃない』
君のお父さんって恐いよね、と何ともない風に歩くリド
「お前、親父が何したか見たの?」
『鴉も見てたよ、ありゃ大人の僕も怖がるよ』
敵に回したくないね、と呟くリドの言葉が複雑です
あ、ハロウィンはリドとお揃いで堕天使やってみたけど
リドがアルバスにめっちゃ撫でられてたのは忘れない。
何気にリドは付き合いが良いなと思いました、まる。