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妖狐の灯火

第3章 秘密の部屋


ん?身体が軽くなった気がする。

「泣いて体力も消耗しただろうからな」
「軽くなった」
「そうか」

ぶっきらぼうに頭を撫でられて。
あ、やべ。昨日今日のDADA授業出来てねえと漏らしたら
親父がケラケラと笑って。

「何の為に俺が滞在してると思ってるんだ?」
「え、親父代行してくれたの?」
「今日一杯だぞ、後はお前がしっかりやれ」
「うん」

わっしわしと頭を撫でられて。

「いやあ、闇の陣営の子をいたぶるのは楽しかった」
「親父、授業したんだよな?な?」

すっごい不安なんだけど。

「昭久」
「うん?」

急に雰囲気が変わった親父に、座り直して

「次は無い様にな」
「うん」

もう全部話したから、心残りはないよ
がしがしと頭を撫でられ。

親父を見送って、さあ。明日から気合い入れてこ!
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