第3章 秘密の部屋
『私が言って主が聞く性格ですか?』
「っつ・・・そうだったな」
『だから、せめて攻撃を受けない様に受け流しております』
「で?お前は?」
「俺?」
「式2人にこれだけ心配かけて飄々としてられるのか?」
「う・・・ごめん・・・」
頭を乱暴にわしっと撫で
「決闘クラブの事は受けよう、早く校長に言ってこい」
「セブありがとう」
そう言って嬉しそうに去ってった弟分を見て、深く溜め息を吐いた
「白凱、お前の力でも無理か」
『この依代の身体では何も出来ぬ、済まぬな』
「そうか・・・」
決闘クラブでお互いの力が知れれば襲撃を少しでも減らせるだろうと提案した
リドの作戦は上手くいくだろうか。
祈る思いで、自室に戻った。