第3章 秘密の部屋
その日の内に、発端は1年生だろうなあ・・・
ロックハートの酷い授業を俺が簡単に片付けてしまったと広がって
生徒の間でロックハートに無能の称号が与えられた。
まあ、他の生徒の授業も散々だったみたいだし?
自業自得なのでお願いされてもフォローはしません。
俺にフォローして欲しかったら実技で完璧に見せ付けてみ?何でそこで絶望すんのよ
仮にも教師だろおおお!?
「はー、あの馬鹿疲れる」
「校長の人選がわからんな」
『僕、何か昭久の弟だと思い込まれてるんだけど』
『目の色がお揃いですからね』
リドのブーたれ口調に違和感を感じて
「何かあったの?リド」
『あのアホ教師に"何とぞ私の能力の事は隠してください!"って』
「宣伝にも聞こえるなぁ?」
『よしバラそう』
「お前達・・・遊ぶのは良いが程々にな」
『元気が宜しいですね』
はぁ~、と溜め息を吐くセブルスの横には鴉がニコニコと座っていて
おまいら夫婦か!とツッコミたくなったけど止めとこ。
物理攻撃の高い魔法使いの拳骨が飛んでくる。
くわばらくわばら。
さて、明日の準備でもするかねえ。