第3章 秘密の部屋
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馬鹿の教室を開けたら大惨事でした。
『何じゃこの大惨事は!』
『昭久先生~』
『助けてー』
今日の岩心の授業は1年だったよな?
魔法ひとっつも覚えてない生徒にこんなピクシー妖精放ったの?
馬鹿じゃないの?脳ミソ熔けてんじゃねえの?
『昭久』
『分かってる、よっと』
パンッと手を合わせて呪術でピクシー妖精の動きがピタリと止まり
生徒達はぼうっとして止まってるピクシーを眺める
『ロックハートは?』
『あ、その奥の、自室です』
逃げたなあの野郎、ドアを思いきり開けて怒鳴る
『や、やあ』
『自分で扱えねえ、この程度のピクシー妖精放つんじゃねえ!生徒はまだ魔法ひとっつも覚えて無いのに良い格好しようとすんな!!』
くたばれ、と最後言い放って。
空中で止まってるピクシー妖精を隠れてる部屋にほうり込み
ドアを閉めたあと、呪縛を解放したら。
ドアの向こうで断末魔が聞こえた。しーらね。
『1年生、もう次の教室に行って良いぞー』
『は、はい』
『ありがとうございます』
近くに居た1年の頭を撫でて俺もリドと外に出た
『あれでも教師?』
『ろくな魔法使えねえのに目立とうとした結果』
アレ、確かハリー達にもやるんだっけか。
彼奴等にも使える簡単な魔法でもメモって教えておくかな。