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妖狐の灯火

第3章 秘密の部屋


07

コンコンと扉をノックされて迎えるはハグリッドの笑顔

『新入生を連れてきてくれてありがとう、後は俺に任せてね』
『おう、昭久頼むな』

不思議な、ローブではない衣に身を包んでるのは、この赤い瞳の青年は誰かと一瞬どよめく

彼の青年は少し階段を上がった先で立ち止まり此方に振り向いて目立つのは赤い目と白い蛇。
そして東洋人なのか黒い髪は光を帯びてるように見えるくらいきらきらのサラサラ

『初めまして新入生諸君、俺は安倍昭久』

アベノアキヒサ、其の名は魔法界に希望を与えた存在。
魔法界の"名前を言ってはいけないあの人"を8才で倒した・・・日本の陰陽師

本当に実在したのだと内心驚いた、会えた事に依ってきゃあ、とはしゃぐ子も居る。
東洋の神秘?美しい顔立ちが1年生を見回してにこりと笑って
寮の説明をしてくれた。

『あ、あの』
『何かな?』

勇気のある子が挙手して昭久教授に質問をしてる

『昭久先生は、どこの寮だったんですか?』

これは気になるかもしれない、英雄は何処の寮の出身なのか。

『俺?俺はグリフィンドールだったけど』

グリフィンドールを目指してる子がガッツポーズをするのが見えたけど先生の言葉に先があった。

『どの寮だっていいんだよ、意味もなく毛嫌いするなんて悲しいだろう?』

長いまつ毛が俯いて、ああ。この方は綺麗だな

『グリフィンドールだったけどスリザリンの先生と仲良いよ?俺。だから』

すっと親しみのある声から優しくなって

『仲良くしたって良いんだ、たとえ友人と離れてしまっても。絆は繋がってるんだから』

にっこりと笑って・・・私達を学校の広間に案内してくれて。

『ミネルバ、後はお願いね』
『ご苦労様です』

教員席に座った昭久様は、隣に座ってる先生に笑いかけ・・・あ、頭撫でられてる。

私達は、寮を決める組分けの儀式が始まった。
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