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妖狐の灯火

第3章 秘密の部屋


取り合えず明日入学式だから寝ないとな
時計を此方の時間に合わせて
寝ようとしたらバンッと戸が開いた?

「おい、もう少し優しく開けろ」
「もう寝るのか?」
「時差ボケまだ治ってないんだよ、なしたん?」
「いや、手伝って貰おうと思ってただけだ、悪いな」

珍しいな、手伝ってとヘルプすんの。
起き上がって狩衣に着替えて

「手伝うよ」
『僕も暇だからやらせてよ』

おい、勝手に出てくんなしリドめ。

「助かる」
「おう」

セブの机の上には・・・何だこの書類の山

「論文の資料何だが、終わったら訳が解らなくなった」
「この三十路」
「年齢は関係ない。二十になったばかりめ」
「止めて!永遠の19で居たかった!」
『ちょっと、片付けるんでしょ?2人もやってよね!』
「「済まんかった」」
『宜しい、手を動かす』

あれ、何でリドに叱られてんだ俺。
結局、セブの阿呆のせいで夜中まで掛かった。
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