第3章 秘密の部屋
04
「成程、だからお前はあの時怒りに震え妖力を撒き散らしていたのか」
「う、はい」
『よく考えて欲しいよね、昭久の式になったんだから離れられる分けないのに』
「うう・・・」
『昭久様、私達は貴方を裏切れない。その理を理解して頂きたいのですが?』
「ハイ」
かっ鴉さんがぶちギレモード何だけど威圧感パネェ!
白凱ヘルプミーと念じてたら
『ヌシ等、其れくらいにしておけ。主が泣いている』
半泣きの俺を見て3人ではぁ、と溜め息。
「全く、お前が妖力を放出し過ぎるとどうなるか自分で一番分かってるだろう」
「うん・・・」
『へえ、どうなるの?』
「九尾の狐に変化するな」
「・・・リド、そんなおねだり顔しても見せないからな?」
『ちっ』
お前ダイアゴンで見せた優しい態度どこに置いてったのよ。
捨てて来たんじゃないだろうな?
あの時の俺の涙と感動返せ。
『何でその仮面着けるの?』
「初対面が居る時これ着けてた方が何かと便利なんだよ」
『私の仮面と同じデザインなんですよ』
『ふうん』
教師顔合わせの時校長室に上がったらミネルバとアルバスしか居なくて
『私達が先ですかな?』
『左様、昭久はその仮面で初顔合わせかね?』
『アルバスまじであの男雇うの?』
『昭久知ってるんだ』
『昭久様、そろそろ他の教員が来ます』
セブルスの隣に俺がリドと鴉を連れて今か今かと待ってる時に
ん?校長がリドを興味津々に見・・・あああああ!
俺リドを式にしたの言ってねえや!
『ごめん、校長。後で』
『うむ』
ぼそぼそっと伝えたら納得してくれたようで一安心
フリットウィックやスプラウト達が入って来る中
全員かな?
と見渡した時に、再びバーンと扉が開いて。