第3章 秘密の部屋
ひいいい、セブの鬼の尋問が恐ろしいな!!
鴉の機嫌も悪いみたいだし。
こりゃネチネチ苛められるよおおお!
『セブってねちっこそうだよね』
「言ってやるなリド・・・」
女にモテようとしないただの薬学馬鹿だと言ったら
何か思い当たる節があるのか
少し考えて。
『もしかしてプリンスの息子?』
「当たり、よく分かったな」
『プリンスも薬学馬鹿だったし面影がある』
「ま、あんまり詮索しないでやれ。色々あったみたいだから」
『ふーん』
リドの洞察力すげーなと思いながら
静かになったであろう本屋の前に皆で集合した。