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妖狐の灯火

第3章 秘密の部屋


お子様達の手を引いてダイアゴンに入ると、視線が痛い!!!
俺何でこんなに注目されてんだ?

『そういや俺、ダイアゴン横丁初めてかもしんねえ』
『え、学生時代どうしてたの?』
『セブがついでに買って来てくれてたんだよ・・・』
『盲点だったな』
『いやセブお前確信犯だろ』
『いいんじゃない?昭久の目って目立つから僕の目も気にならないし』

まー、とりあえず買い物だねと、引率のシリウスだけじゃ心配だからちびっこの買い物に付き合って

ふとチビ達がリドに注目する

『何?』
『お兄さん去年居なかったよね』
『新しい昭久先生の式?』
『認めたくないけど、そうだよ。僕は昭久の式。リドって言うんだ』
『そっか、宜しくね。リドさん』

子供達の素直な反応にリドがキョトンと。大人びてても子供だなと思いながら

皆が教材を買ったところで俺は本屋の前で固まった。
あれ?ギルデロイ・ロックハート?私はマジックだ・・・って・・・

今日なの!?早く教科書買わせて帰りたい!!

『ハリー、ロン、ハーマイオニー。教科書急いで買って来い』
『う、うん。何か凄い人混み』
『行ってくるね、昭久先生』
『ギルデロイ・ロックハート?うっさんくさいわね』

ハーマイオニーって結構毒舌ですね。てかファンじゃなかったのか。

『昭久先生の方がずっと凄いわ』

取り敢えず馬鹿に見つからない様に隠れてサイン会も終わりかな?
カツリと靴音が聞こえて

『おや、英雄殿がこんな所に何用ですかな?』
『面倒臭い奴がサイン会開いてるからな』

面倒臭い奴と聞いて、フォイパパが柱から本屋を見て顔をしかめる

『何だアレは』
『目立ちたがりの馬鹿』

そう言ったら納得したのか頷いて。

『ちょっと昭久、本屋で買って来たけど・・・お前は・・・』
『どちらさまかね?』
『自分で日記を昭久に送り込んでからに』
『まさか!』
『そ、あの日記ありがとうねー。新しく式になったから』

リドって言うのよ~と紹介して。リドの手を掴んでハリー達の所に向かった。
もうこいつは闇側には立たせない、死喰い人だって母さんにバラしてしまおうか。

リドの赤い目をガン見してたルシウス・マルフォイ、リドには手ェ出させないからね
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