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妖狐の灯火

第3章 秘密の部屋


01

「ここが俺の家」
『アンタ何者?日本に疎い俺でも分かるよ。普通に屋敷だよね』
「まあ、血筋がアレだし」
『何かあるの?』

ちょっとだけ、かるーく安倍晴明の説明をしたら
はぁー・・・と深い溜め息を吐いて。

『通りで、8つで大人の僕を倒せたわけだ』

おや、情報通だねって言ったら、マルフォイが日記に報告で書いたらしい。

「あのデコ後退オッサン」
『確かに後退しそうな髪型してるよね』
「何言ってるんだお前達は・・・」

ん?2人で振り向いたら鳥居によしかかり呆れた目で見てるセブルス

「明日買い物いくぞ、リドルの杖も必要だろう」
『僕の?心配要らないよ?式になったら必要無くなるみたい』

パチンと指を鳴らして無詠唱で魔法を出すリドルに目を見開いて。

「・・・取り敢えず明日は買い物だからな」
「『はーい』」

頭を抱えて屋敷に帰るセブを見て

『アンタ苦労掛け過ぎなんじゃないの?』
「俺?まっさかー」
『そう言う所だよ・・・あの人も苦労するね』
「おま、置いて行くな!」

スタスタと歩いて屋敷に戻るリドを追いかけて行った。

「まだ幼い頃が可愛げがあったものを・・・」
『ああ、今みたいにチャラくないんだ』
「おい、誰がチャラいんだ誰が!」
『妾はどんな昭久でも愛しいぞよ?』
「母さんまで混ざらないでええええええ!!」

ほんっとにフリーダムな家族が増えて俺も頭痛いかも!

てか母さんいつまで家に居るの?!

無理矢理会話中断させて、はい!この話終わり!
リドも疲れたのか俺の中に戻って行って。

俺も寝る!と無理矢理ベッドに潜り込んだ


「んで、何買うの?」
「お前、この前和紙が足りないとか言ってなかったか?」
「あ、そういえば」

ふと、ペットショップの前で立ち止まって

「おい、どうした?」
「ここでセブが白凱買ってくれたんだっけ」
「・・・そうだな」

何か頭をわしわし撫でられて

セブの不器用な優しさが嬉しくなった

「ありがと」
「ふん」
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