第2章 賢者の石
「やだダーリン焼きもち?」
「全く、ハニーの浮気性には困ったものですな」
ノってくれたら機嫌が良い証拠。何だ、俺の警戒し過ぎかと安心して
家に帰る準備をした。
リリーさん達から貰ったトランクに荷物を詰め込んで。
生徒達を見送ってから、職員会議をして
セブルスと共に日本に帰った。
玄関開けたら誰かに押し倒される様に抱き付かれて
「え、ちょ・・・母さん!?」
『愛しい我が子昭久、おかえり』
「よう、おかえり。セブルスも」
「ただいま帰りました原久殿、玉藻御前」
いつの間に母さんの名前知ったんだセブルス
母さんをはいはいと宥めて起き上がり
「どーしたの母さん、珍しいね家に来るの」
『去年のクリスマスにパーティーとやらがあったであろ?』
そういやナルシッサさんと意気投合して喋りまくってたね。
嬉しそうに見たこと無い着物を取り出して
え、プレゼントするために自分で作ったの!?
えーと、マルフォイパパ頑張れ。アンタ死喰い人してると知られたら母さんにはっ倒されるぞ。
俺はチクる気満々だけど。
さあ、来年も楽しみだなあ
妖狐の灯火:賢者の石
15.10.5完