第2章 賢者の石
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原作では今度のクィデッチはセブが審判すると進言すんだっけな?
そんなのミジンコも感じず試合は過ぎてって・・・
当の本人?目の前で人の炬燵に入り込んで本読んでるよ?
『主、セブルス、お茶がはいりましたよ』
「ああ」
「あんがとー」
ズズズーっと茶を飲んで一息・・・
「とは言わせるかあああああ!!」
「何だ急に」
『主?』
「セブ、お前のんびりし過ぎじゃね?試験のテスト作ったの?」
「半分は終わったからここに休憩に来てるだろ」
「何で俺の部屋なんだよー、自分の部屋で寛げよー」
炬燵に突っ伏しながら、ぐだぐだ言ってたら、何さも当然って言うかのように返すんだよセブルスの馬鹿!
「あー、そだセブ」
「浮き沈みの激しい奴だな、何だ」
「クリスマス休暇明けてからマルフォイ家のお坊ちゃまの、俺への態度の変化にビックリしたんだけど」
授業に絶対来ないと思ってたのに来るようになったんだよね
魔法薬学に暇潰しに行った時も嫌な顔しないっつーか
態度がよそよそしいというか。
「怪しい・・・」
「今のお前の挙動が一番怪しいがな」
何かムカっと来たから炬燵の中でセブの足を蹴飛ばした。
「大方、クリスマスパーティでの父親の、お前への態度で闇の帝王を倒した本人だと気付いたんじゃないのか?」
「え、あのドラ息子本人だって気付いてなくてあの態度だったの?」
「気付くのが遅い、鈍いなお前!」
「あれがデフォだと思ってたのに」
「あの小者が当事者にでかい顔できるはずが無かろう」